理想の住まいを完成させるために大切なのは
家族と依頼先が「同じイメージを持っている」こと。
しっかりと意思を伝え合うのが成功の秘訣です。
依頼先(住宅メーカー・工務店・設計事務所)に要望をきちんと理解してもらうのは、意外に難しいことです。 ここではできるだけ具体的に要望を伝えるための要点をまとめました。
住宅のインテリアや外観などの写真で自分の好きなもの、嫌いなものを集めてイメージファイルを作っておきましょう。「②住まいのイメージづくり」でおすすめしたファイルでもOKです。ファイルを見せながら視覚的に伝えることで、より理解が深まります。
依頼先の担当者と一緒に住宅展示場や家具、内装などのショールームへ行き、実際のものを見ながら話をしましょう。言葉や写真で伝えるよりも、さらに明確なイメージの共有が図れます。
間取りや図面というとちょっと難しいイメージがありますが、住まいづくりには欠かせないとても重要なものです。依頼先任せにはせず、しっかり考えるようにしましょう。
間取りの中での生活や動きをイメージしてみる
「どんな図面で、何が描かれているのか」をしっかりと説明してもらう
住まいづくりに関する図面(一部)
敷地や建物の面積の算定図と算定表、敷地に対する建物の配置などを示すもので、増築の余地の有無や建物廻りのスペースが読み取れる。
図面で表現できない、使用材料の種類や施工方法などの指示や注意点等を、文章や数値で指示するもの。周辺環境・工事条件など、施主の特殊希望についての記載の有無がわかる。
外壁や屋根などの外部の部分、台所や寝室などの内部の各部屋ごとの使用材料を示すもの。仕上材料の種類と品番・色などがわかる。
壁の中の柱や建具の枠までが表現された、家の平面を詳細に表したもの。ドアや廊下の有効寸法、壁の出っ張りなどもわかる。家具の配置の検討材料にもなる。
そのほか、立面図、矩計図 (断面詳細図)、建具キープランなど住まいづくりには多数の図面が登場します。正しい見方とそれにより何がわかるのかは、その都度担当者に確認しましょう。
納得のできる設計、見積もり金額になったらいよいよ契約です。着工まであと少し!
出典元:「一般財団法人 住まいづくりナビセンター|住まいの基礎知識|間取りと図面を読みこなす」より
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